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登極
「登極〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
登極の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
る働きかけ、アメリカ独自のローズヴェルト産業国家統制、それから満洲国建国と皇帝の
登極、そしてわが愛する大日本帝国に於ける陸続として断えない国粋強力諸運動。こうし....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
・七) 三位一体の改組その他 一、三位一体の改組 満州国の傅儀執政が
登極し給い、満州国が帝国となった時、駐満大使が設置されて、関東軍司令官が当分兼任....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
なる。衆生この園に入らば、貪慾、瞋恚、愚痴を発せず、昔|瓶沙王《びょうしゃおう》
登極《とうきょく》の初め、諸|釆女《うねめ》とこの園に入り楽しまんとせしに、一同....
「水の女」より 著者:折口信夫
説いているが、日のみ子宿禰が天神寿詞を奏したと伝えている。貴種の出現は、出産も、
登極も一つであった。産湯を語り、飲食を語る天神寿詞が、代々の壬生部の選民から、中....
「魔都」より 著者:久生十蘭
のである。もしこれが公表されると、かねて親日派の宗皇帝を廃位して、親仏派の皇甥を
登極せしめようとしている仏国印度支那政庁に都合のいい口実を与え、新帝が
登極した結....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
後の化膿を気づかわれていたが、それも杞憂ですんだ。 三月八日、エレアーナ女王の
登極が公布され二日おいて、リストリア王国の女王としての、外国使節に対する最初の謁....
「三国志」より 著者:吉川英治
ていた。 また、その特使の使命には、 「このたび、わが呉においても、前王孫権が
登極して、皇帝の位に即かれました」 という発表を伝えて、国際的にこれを承認させ....