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登竜門
「登竜門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
登竜門の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
は、高い価値を認められているように見える。それに又、文芸評論家や一般の評論家達の
登竜門が、ブック・レヴューであるということ、現代の有名な評論家の多くがブック・レ....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
する。 情けない事には、巴里の如くその玉を引取るべき画商がなく、展覧会は完全に
登竜門の大競技場となり漫歩の背景となりつつあるが為めにこの常設館のイルミネーショ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
それは話せない、一度はごらんになってお置きになるがよろしい、あれは新進の画家には
登竜門になるのですから、あの別席へ陳列されるということは、画家にとってはなかなか....
「ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
猫の鼻にぴたっとおしつけた。そうして佐竹の姿は巖のように自然であった。 三
登竜門 ここを過ぎて、一つ二銭の栄螺かな。 「なんだか、――とんでもない雑誌だそ....
「一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
み》のお鯉という名は、時の宰相の寵姫《おもいもの》となる芽出度《めでた》き、出世
登竜門の護符《ごふう》のようにあがめられた。登り鯉とか、出世の滝登りとか、勢いの....