登降[語句情報] » 登降

「登降〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

登降の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
ことがある。この場合こそ最も大きな雪崩の出るときである。故に日数の都合で降雪中の登降を試みるなら、雪の降り始めに行うべきで、決して降雪の止む頃に敢行してはならな....
磯部の若葉」より 著者:岡本綺堂
いた。 旅館の門を出て右の小道を這入ると、丸い石を列べた七、八級の石段がある。登降はあまり便利でない。それを登り尽した丘の上に、大きい薬師堂は東に向って立って....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
の間はよたよた下りて行く長次郎にさえ続けなかった。しかし此四日間一日として雪渓の登降を欠かさなかった練習の効果は漸く顕れて来た、面白いように駆けられる。中にも南....
八ヶ峰の断裂 」より 著者:木暮理太郎
色である如く、此処でも二百米近くも削立した峭壁で、鹿島槍側に在りては其縁に沿うて登降することは絶対に不可能であるが、五竜側は横を搦めば窓の底に達し得る一縷の望が....