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白井権八
「白井権八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白井権八の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
れにはここに述べた犬ラキムの名は一所見えるのみで、それについての譚全く出おらぬ。
白井権八《しらいごんぱち》の人殺しは郷里で犬の喧嘩に事起ったと、講談などで聞く。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
く、そうです。男がよくて、腕が立って、気が利《き》いて、年が若い――と来ている。
白井権八がそれではないか。それよりも、もっと手近に、もっと大物、あの日本左衛門と....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
節《かつおぶし》を惜しまず他家の猫を誘い括《くく》って放たず、ために比隣反目して
白井権八《しらいごんぱち》は犬の捫択《もんじゃく》から人を殺して逐電したが、これ....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
お前さんの鏡研も時代なものさ、お互に久しいものだが、どうだ、御無事かね。二階から
白井権八の顔でもうつりませんかい。」 その箱と盥とを荷った、痩さらぼいたる作平....
「狐」より 著者:岡本かの子
橋といっとる。木食上人が架けたというが、たぶん、南蛮式とでもいうのだろう。 ――
白井権八小紫の比翼塚の碑があった。 ――十年ばかり前に俳諧師が建てたというね。上....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
風なあげ行灯との不思議な取合せをおもい起すのと、十一、二の時分たった一度そこで「
白井権八」のうつし絵をみた記憶をもっているのとの外にはその寄席について語るべき何....
「随筆銭形平次」より 著者:野村胡堂
抱月、松井須磨子の比翼塚《ひよくづか》は、生々しい記憶が付き纏っているが浅草には
白井権八と小紫の比翼塚が伝説的な存在として、実話とはおよそ縁の遠い懐かしさを感じ....