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「白味噌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白味噌の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二つの庭」より 著者:宮本百合子
仕事をしにゆくとか、ナジモ※の「椿姫」を見のがさず、日本橋でうまい鰆《さわら》の白味噌づけを買い、はしらとわさびの小皿と並べて食卓を賑わすとか。素子はそういうこ....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
がれ、今は処を択らねば上物は得るに難い。 この貝は味噌汁の一種に限ったもので、白味噌を赤味噌に混えたを最上としてある。 ついでに泥鰌も味噌汁に限ることを言っ....
大阪発見」より 著者:織田作之助
のを感ずるのである。 戎橋そごう横の「しる市」もまた大阪の故郷だ。「しる市」は白味噌のねっとりした汁を食べさす小さな店であるが、汁のほかに飯も酒も出さず、ただ....
新年雑俎」より 著者:寺田寅彦
亭で御馳走になったときに味わった雑煮は粟餅に松露や蓴菜や青菜や色々のものを添えた白味噌仕立てのものであったが、これは生れてから以来食った雑煮のうちでおそらく一番....
食道楽」より 著者:村井弦斎
三四・三七 一八・二五 二八・三二 四・三〇 四・七六白味噌 五五・九七 一一・一二 四・九二 一四・〇....
雑煮」より 著者:北大路魯山人
応のもてなしをすることは、単に雑煮だけにかぎらず、何事においても必須条件である。白味噌の雑煮なども、変わっていてうまいものである。それから、のりは良質のもの――....
初夢」より 著者:正岡子規
く。)「こんなに揃って雑煮を食うのは何年振りですかなア、実に愉快だ、ハハー松山流白味噌汁の雑煮ですな。旨《うま》い、実に旨い、雑煮がこんなに旨かったことは今まで....
生き烏賊白味噌漬け」より 著者:北大路魯山人
東京で西京漬けと呼んでいるのは、京都産の白味噌に魚類を漬け込んだものを言う。白味噌は京都が本場で、京都以外でできているも....
海にふぐ山にわらび」より 著者:北大路魯山人
きた。例によってなんの味もないようであったが、やはり、ふしぎな魅力をもっていた。白味噌の汁加減はあまり感心しなかったが、そこはふぐの助けである。決していやではな....
田螺」より 著者:北大路魯山人
次に味噌汁がある。たにしの味噌汁、これも理屈は合う。その次に木の芽|和えがある。白味噌に木の芽を入れ、すり合わしたものに、たにしを和える。これも関西方面では日常....