白山一華[語句情報] » 白山一華

「白山一華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白山一華の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
も、谷から渦まき※る飛沫のような霧に、次第に包まれて来る、足許には白花石楠花や、白山一華の白いのが、うす明るく砂の上に映っている。 偃松も徐々と、根を張り始め....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
した。 それから北西に向って、一つ支峰を越えると、鉢形に窪んだところがあって、白山一華の白と、信濃金梅の黄とが、多く咲いている、チングルマの小さい白花、赤紫の....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
空を刺している、その薄ッペラの崖壁にも、信濃金梅や、黒百合や、ミヤマオダマキや、白山一華の花が、刺繍をされた浮紋のように、美しく咲いている、偃松などに捉まって、....
平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
ないので、八時に絶巓を辞して野宿所へ降った、絶頂の植物は大略チングルマ、大桜草、白山一華、南京小桜などで、越後と岩代の駒ヶ岳、燧岳とやや同様の観がある、九時に野....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
っと楽に越すことが出来るに相違ない。 山勢が稍や穏になって、所々の草間に珍車、白山一華などの白い花がチラホラ目に入る。張り詰めた気が弛み懸ると今度は、登り降り....