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白文字
「白文字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白文字の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
って行って、ふたをあけようとしたが、ふとそのふたのまん中に書いてあるY・Kという
白文字を見て忙《せわ》しく手を控えた。これはきのう古藤が油絵の具と画筆とを持って....
「三月八日は女の日だ」より 著者:宮本百合子
っている。空地の濡れた細い樹の幹も光っている。あっちを見ると真黒い空の下で大きな
白文字が、 КОМУНАР《コムナール》 外套の襟を立てて労働者がやってき....
「或る部落の五つの話」より 著者:佐左木俊郎
田圃へ出る時と同じように首に手拭いを結んでいた。その端が襟に染め抜いた小頭という
白文字の小の字を掩うて、頭という字だけを見せていた。 そこへ一人、髯面の男が、....