白星[語句情報] » 白星

「白星〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白星の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いたのですが、あいにくいい機会がない。そんな屈托があるためか、この冬場所の万力は白星四つ、黒星六つという負け越しで、大いに器量を下げました。そんなことで気を腐ら....
光と風と夢」より 著者:中島敦
んらん》。総《ふさ》状に盛上る蘭類。毒々しい触手を伸ばした羊歯《しだ》類。巨大な白星海芋。汁気の多い稚木《わかぎ》の茎は、斧の一振でサクリと気持よく切れるが、し....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に南北種の別ありて、アラブやサラブレッドが南種で、その色主に赤褐で、しばしば額に白星あり、眼※《めあな》の前少しく窪む、北種はその色主に帯黄|黯褐《あんかつ》で....
貞操問答」より 著者:菊池寛
こんな水商売を始めてみると、新子もいつの間にか、御幣かつぎになっていた。自分が六白星だから、七赤、八白、二黒の日は吉で九紫、三碧、四緑の日は凶であるなどと、朝刊....
地虫」より 著者:小栗虫太郎
りの遊び場の中で、歴としたものだったよ。いまと違って、組が二つほどあってね。『|白星組』に『|青いリボン組』という、女にだっても、やれ『|金の矢』とか『|銀の翼....
多神教」より 著者:泉鏡花
に存じ奉る。 巫女 お喜びを申上げます。 媛神 (梢を仰ぐ)ああ、空にきれいな太白星。あの光りにも恥かしい、……私の紅い簪なんぞ。…… 神職 御神、かけまくもか....
運命のSOS」より 著者:牧逸馬
後十一時四十分、タイタニック号は大西洋で氷山に衝突した。二時間四十分後に沈んだ。白星会社《ホワイト・スター・ライン》が世界に誇った当時最大の、一番贅沢な客船だっ....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
帝建平二年、王莽が漢室を奪ったときに彗星が現出し、『後漢書』安帝永初二年正月、大白星昼現れたるは、※氏盛んなりたる兆しなりといい、また『続漢書』に、彗星見えて董....
呼ばれし乙女」より 著者:岡本かの子
さ」 少しわき道をして慶四郎は、千歳に滝を見せたりした。 またごろの花が鋭い白星のように見える。千歳にうつらうつら襲って来る甘い倦怠―― 千歳はいつか慶四....
三国志」より 著者:吉川英治
あると告げた。 「このほど、侍中太史令の王立という者が、天文を観るに、昨年から太白星が天の河をつらぬき、※星の運行もそれへ向って、両星が出合おうとしている。かく....
三国志」より 著者:吉川英治
と、沮授はいった。 「こよいは星の光いとほがらかなのに、いま天文を仰ぎ見るに、太白星をつらぬいて、一道の妖霧がかかっている。これ兵変のある凶兆である」 そして....