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白書院
「白書院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白書院の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恩を返す話」より 著者:菊池寛
。 甚兵衛が四十になった時、甚兵衛と惣八郎とが相番で殿中に詰めていた。その夜、
白書院《しろしょいん》の床の青磁《せいじ》の花瓶が、何者の仕業ともなく壊された。....
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
念ないことじゃ。是非お取次ぎ下されい」と、必死の色を示した。 目付は、仕方なく
白書院に詰めている家老の一人へ、その嘆願を伝えた。それを聞いた老年の家老は、「与....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
ざいますが、どうすることもならず――。」 影絵を見る 一 お
白書院《しろしょいん》に、飾りつけができていた。 大広間上席、帝鑑の間、柳の間....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ちゅうや》らの処刑で結了すると、幕府は直ちに浪人の処分の事を議した。十二月十日に
白書院で開いた閣老の会議では、酒井|讃岐守忠勝《さぬきのかみただかつ》が浪人江戸....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
いたしましょう。」 四方山の雑談の後、三斎は礼を述べて立上った。そして黒書院と
白書院とのなかにある廊下に来かかると、そこの杉戸の前に、若狭守が一人立っていた。....
「魔像」より 著者:林不忘
は時服《じふく》二|領《りょう》ずつ下し置かれる。兎のお吸物とお茶の式がある。お
白書院がこれに相伴《しょうばん》する。御三家が済んで、御連枝溜詰《ごれんしたまり....