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白業
「白業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白業の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
かくも性懲《しょうこ》りなくふらつき出すのは、他の好むと好まざるとにかかわらず、
白業黒業《びゃくごうこくごう》が三世にわたって糸を引く限り、消さんとしても消ゆる....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
十三如法闇夜の巻、十四お銀様の巻、十五慢心和尚の巻、十六道庵と鰡八の巻、十七黒業
白業の巻、十八安房の国の巻、十九小名路の巻、二〇禹門三級の巻。 この巻々の名....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
彼の琵琶にもつよい影響を与えずにいなかった。 彼の悲泣は絃に宿って人の世の黒業
白業を傷む曲となっていた。単なる無常観に終り切れないで、如法長夜の闇にもなお朝の....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
という女子のことを、何か、聞いたか」 「えっ、島と申すのは」 「お身自身、過去の
白業黒業とも、余すなく、白日に曝して、罪を、天に求め、自身、自身を裁き切らんとし....