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白檜
「白檜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白檜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
道を除く外は、殆ど水と平行している――には、森林がある、樅《もみ》、栂《つが》、
白檜《しらべ》など、徳本峠からかけて、神河内高原を包み、槍ヶ岳の横尾谷、赤沢に至....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
幸いなことには、岩が少なくて、黒く滑らかな土ばかりだから、足の躓くおそれがない、
白檜も現われて来た、痩せ細って、痛々しい、どこを見ても、しッとりした、濡れたよう....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
、ずらりと行列して、空の光が雨のようにふりそそぐに任せている谷の森林は、樅、栂、
白檜、唐櫓、黒檜、落葉松などで、稀に椹や米栂を交え、白樺や、山榛の木や、わけては....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
純白に輝く雪の美しさ。それが飯豊山であることは一目で知られた。 頂上の北側には
白檜の若木に雑って偃松が生えていた。石楠はもう寒そうに葉を縮めている。国境の尾根....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
山との距離は六十間とはあるまい。西側は傾斜が緩やかで、漸く芽のほぐれた灌木の上に
白檜などの疎らに立っている斜面が、いつか谷らしい形に移って行く。東側は急に傾いて....