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白沢
「白沢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白沢の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
出す黒沢というのは、炭質を含んだ粘板岩が、石版を砕いたように粉になっているもの。
白沢はこれに反して、白く光る石英粒の砂岩である、その他名のない沢を合せたら幾十筋....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
という声が、いつまでもつづいていた。関良輔は、人々が、十分に集ったのを見ると 「
白沢の関より届にも及ばずして、参覲交代の道を変更したる段につき、上より咎めあるべ....
「なめとこ山の熊」より 著者:宮沢賢治
いろな犬をつれてなめとこ山からしどけ沢から三つ又からサッカイの山からマミ穴森から
白沢からまるで縦横にあるいた。木がいっぱい生えているから谷を溯《のぼ》っていると....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
の漸く栄え行くのに平ならず、寧親の入国の時、途に要撃しようとして、出羽国秋田領|
白沢宿まで出向いた。然るに寧親はこれを知って道を変えて帰った。大作は事|露れて捕....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
五十錠を獲たと(『淵鑑類函』四三二)。宝永六年板『子孫大黒柱』四に『博物志』に『
白沢図』という書を引いて黄金の精を石糖といえり、その状豚のごとし、これは人家にあ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
だ形でほとほと閉口《へいこう》してしまった。
無言のまま同行二人。
真夜中の
白沢。
氏家《うじいえ》。
喜連川《きつれがわ》――喜連川|左馬頭《さまのか....
「利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
り込んだ深渓には、四季雪原と雪橋が消えないのだ。 上州側には大刀寧岳と剣ヶ倉、
白沢山。越後側に聳える兎岳、越後沢山、八海山、越後駒ヶ岳などを合わせた山々は、標....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
あるいはピプルと呼ばれるとの事だ。 .)原図、ただし果実ならびに花の図解剖諸事は
白沢保美著『日本森林樹木図譜』による」のキャプション付きの図(fig46820_....
「平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
、折角白井が尽力してくれたのも画餅となった、大久保某の言に拠ると、只見川の上流の
白沢を登るが便利というので、この登路は林治は知らないのである、大久保某に断られて....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
のではありますが。 そのやや大規模な崩壊利用といたしましては上伊那郡西春近村の
白沢部落かと記憶しておりますが、あそこでは、その地方一帯は赤土の段丘地であります....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
しいのがあって桜皮で編んだりまた浮彫をこれに施したりします。この鞘は主に利根郡|
白沢村|高平の産だといいます。ごく小型のものなどに特に愛すべき品があります。沼田....
「山の人生」より 著者:柳田国男
が多く分布している。鈴木君が自身で見たものは、東京府|南多摩郡|加住村宮下にある
白沢の図、神奈川県|津久井郡|千木良村に伝わる布袋川渡りの図であったが、後者は布....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
るのは根名草山である。続いて燧岳の双尖が鞍状の峰頭を擡げている左には、平ヶ岳・大
白沢山・景鶴山・ススケ峰・赤倉岳・日崎山などの連嶺が波濤の如く起伏し、其奥に越後....