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「白浪物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白浪物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
、次の十種類に分ち得ると思う。 一、軍談物(難波戦記、天草軍記) 二、政談、白浪物(鼠小僧、白木屋、大岡裁きの類) 三、侠客物(天保水滸伝、関東侠客伝) ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
って、かつて儲けた経験のあるものは、今度も何かお家騒動の狂言を出してくれという。白浪物の狂言で当てたものは、今度もなにか泥坊物を択んでくれと註文する。その註文を....
妾宅」より 著者:永井荷風
々先生は生れ付きの旋毛曲《つむじまが》り、親に見放され、学校は追出され、その後は白浪物《しらなみもの》の主人公のような心持になってとにかくに強いもの、えばるもの....
伝通院」より 著者:永井荷風
思込まれて、浮名《うきな》を近所に唄《うた》われた風呂屋の女の何とやらいうのは、白浪物《しらなみもの》にでも出て来そうな旧時代の淫婦であった。江戸時代の遺風とし....