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白炭
「白炭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白炭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
お金《きん》』で、その夫が神野|忠知《ただとも》にしてある。この人の句で名高い『
白炭や焼かぬ昔の雪の枝』というのが、或る書には『
白炭は』とあって名も種知としてあ....
「歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
ある、電話機の受話口の中の最も要用なものは炭でこしらえた丸薬のようなものである。
白炭 小枝に石灰を塗って焼いた炭である。黒い炭の中に交ぜて炭取を飾り炉の中を飾....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
と成りし始末の満尾迄。御覧を冀うと言よしの。端書せよとの需はあれど。筆|持すべも
白炭や。焼ぬ昔の雪の枝炭屋の妻程黒からで鈍き作意の炭手前。曲り形なる飾り炭。唯管....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
お茶を立てるには適せぬだけの話かも知れぬ。いずれにせよ、鉄瓶《てつびん》であるか
白炭であるかは知らね、柄にもない風流な役目が、現在のところ飜訳家の肩にのしかかっ....