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「白焼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白焼の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
、今夜は縁日が立つらしく、風の中で、地割りの相談をしている人がある。子供相手の面白焼きが地面に筵《むしろ》を敷いて支度をしている。風に追われて、娘たちが派手な衣....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
く。合わせる。毛鈎釣りは、鈎合わせに早過ぎるということがない。 釣った山女魚を白焼きにして、まだ温かいうち生醤油で食べれば、舌先に溶ける。さらに田楽焼きの魅惑....
榛名湖の公魚釣り」より 著者:佐藤垢石
から体色も若鮎のような光りを持っていて、あの香りこそないが味は若鮎と同じである。白焼きの橙酢、から揚げ、ふらい、椀種、味噌田楽。何にしてもおいしい。チリ鍋にしよ....
氷湖の公魚」より 著者:佐藤垢石
が味は若鮎と同じである。頭も骨もやわらかくて棄てるところはない。渋味が少ないから白焼きの橙酢、カラ揚げ、椀種、味噌田楽向きにこしらえてもおいしい。白菜と合わせて....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
のごく細いのです。それは肴屋でなくて、八百屋が持って来ました。開いて串に刺して、白焼にしてあるのを辛味に煮て入れますが、いつまでも飽いたといわれませんのは、きっ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
限りません。外のお魚に用いても結構です。それから鮎の甘露煮《かんろに》は先ず鮎を白焼にしておきまして酒と湯と等分にしたもので二時間以上弱い火にかけて湯煮ます。そ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
のスープへ混ぜて弱火《とろび》で少し煮て塩味をつけて牛乳五勺を加えます。これには白焼《しらやき》にした魚を使っても構いません。 第四十九 鯛《たい》の頭のスー....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
りたくなった。」 「印旛沼なら、この頃は鯉のあらいに鯰の丸焼きというところだね。白焼の鰻もおつなものだぜ。」 「俺のところだって、この頃は鮎のフライがある。それ....