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白玉楼
「白玉楼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白玉楼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
た。それもその筈です。この物語を聞いた日から三日のちにY――の容態は急変して遂に
白玉楼中の人となってしまったのでした。 さて私の永話はこれで終りますが、貴君は....
「運命」より 著者:幸田露伴
蓋し未だ十の三四を卒るに及ばずして、筆硯空しく曲亭の浄几に遺りて、主人既に逝きて
白玉楼の史となり、鹿鳴草舎の翁これを続げるも、亦功を遂げずして死せるを以て、世|....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
あたしには偽りは言えない。といって、生《いき》ているうちから伝説化されて、いまは
白玉楼中《はくぎょくろうちゅう》に、清浄におさまられた死者を、今更批判するなど、....
「乳を刺す」より 著者:邦枝完二
上り候。あの世には悩みも恨みもこれあるまじく、父の手を執りて由利どのを追い、共に
白玉楼中の人となるが、いまはの際の喜びに御座候。 「おいお俊。やっぱり二人は、お....