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「白癩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白癩の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
報恩記」より 著者:芥川竜之介
ぞの恩は受けぬ。」 甚内はわたしを振り放すと、もう一度そこへ蹴倒しました。 「白癩《びゃくらい》めが! 親孝行でもしろ!」 わたしは二度目に蹴倒された時、急....
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
を当つるものは、命終の時とも申さず、明日《あす》が日にも諸天童子の現罰を蒙って、白癩《びゃくらい》の身となり果てるぞよ。」と、叱りつけたではございませんか。この....
おしの」より 著者:芥川竜之介
うじ》をさせることも出来ない。聞けば南蛮寺《なんばんじ》の神父の医方《いほう》は白癩《びゃくらい》さえ直すと云うことである。どうか新之丞の命も助けて頂きたい。…....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
。「国津罪とは生の膚断ち、死の膚断ち、白人古久美」と記されてある。白人というのは白癩であり、古久美というのは黒癩であった。 「亜剌比亜の沙漠に悪疫あり、奔馬して....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
『坊目考』による)によるに、夙の者の祖|弓削浄人が、散楽俳優をなして春日神に父の白癩平癒を祈った。これが「申楽翁三番叟」の起原であるといっている。これを夙という....