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「白禍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白禍の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
ーロッパの帝国主義は、黄禍のばかげた叫びをあげることを恥じないが、アジアもまた、白禍の恐るべきをさとるに至るかもしれないということは、わかりかねている。諸君はわ....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
つつ鬱積し、醗酵し、糜爛し、毒化しつつ在る強烈な西洋文化のカクテルの中に、所謂|白禍の害毒の最も惨烈なものを看取したに違いない。資本主義文化が体現するところの、....
父杉山茂丸を語る」より 著者:夢野久作
猛獣の檻の中にヨチヨチと歩み入るようなものであります。この日本を救い、この東洋を白禍の惨毒から救い出すためには、渺たる杉山家の一軒ぐらい潰すのは当然の代償と覚悟....
太陽系統の滅亡」より 著者:木村小舟
現状に就いて記さねばなるまい。 驚くべき警電に接したる彼らは、すでに黄禍だとか白禍だとかいえる、さる偏狭なる人種上の争奪を棄却して、互に恐るべき太陽系を逸脱し....
上海」より 著者:横光利一
顔を見よといったのか。―― しかし、山口はアムリと同様、このアジヤを聯結させて白禍に備える活動分子の一人として、眼前の支那と印度の無力な友の顔を見ていると、笑....