白絖[語句情報] » 白絖

「白絖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白絖の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
うした、物狂わしい※風が起っていようとは、夢にも気付かないらしいお梶は押入れから白絖の夜着を取出すと、藤十郎の背後に廻りながら、ふうわりと着せかけた。 白鳥の....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
のであった。 かかる冬の冷々とするのに、下には色地の襟をみせているが、上には、白絖の雪かとばかり白いかいどりを着て、うるしの艶をふくむ黒髪は、根を紐結びにフッ....
三国志」より 著者:吉川英治
ある。秘中の秘を要する。 ――が、深く思いこまれた帝は自ら御指をくいやぶって、白絖の玉帯へ、血しおを以て詔詞を書かれ、伏皇后にお命じあって、それに紫錦の裏をか....