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白縫
「白縫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白縫の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、右の三名に相当するものの有無を調査いたしました。 と――ある、ある! 俗称|
白縫《しらぬい》のお芳《よし》、窃盗きんちゃっ切りの罪重なるをもって四月三日死罪....
「少年時代」より 著者:幸田露伴
読めるようになった。それから後は親類の家などへ往って、児雷也物語とか弓張月とか、
白縫物語、田舎源氏、妙々車などいうものを借りて来て、片端から読んで一人で楽んで居....
「新しい文学の誕生」より 著者:宮本百合子
古い女鑑《じょかん》という雑誌。浪六の小説本。紅葉全集の端本《はほん》。馬琴の「
白縫物語」、森鴎外の「埋木」と「舞姫」「即興詩人」などの合本になった、水泡集《み....
「本棚」より 著者:宮本百合子
クロースの『太陽』だの『美奈和集』だの、もうどこかへ行って跡かたもない黒背皮の『
白縫物語』だの『西鶴全集』の端本だのがあった。ポーの小説集二冊を母が何かの拍子で....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
この本で釈迦の事蹟の俤を知り、後日仏教を知るその糸口はこの本で得たともいえる。『
白縫譚』『児雷也豪傑譚』なども追々と読んで行った。 私は九歳の時君侯へ初めて御....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
にても毎年二十万屯づつを輸入せりとすべきか」(講義)と云った。 一首の意は、〔
白縫〕(枕詞)筑紫の真綿は名産とはきいていたが、今見るとなるほど上品だ。未だ着な....
「馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
の聖代の今日だって、犬塚信乃だの犬飼現八だの、八郎御曹司為朝だの朝比奈三郎だの、
白縫姫だの楠こまひめだののような人は、どうも見当りません。まして火の中へ隠れてし....