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白胡麻
「白胡麻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白胡麻の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
高さに達すると風に吹き落されてしまうのである。下から仰ぎ視て、黒い岩石の山稜に、
白胡麻でも蒔いたように、細い雪が入っていると思われるのは、傍へ行くと、十町も二十....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
蕊は一本、花弁散って殼果を残し、果は数室に分かれている室には無数の微細の種子が、
白胡麻のように充ちている。これから採った薬液を、幻覚痳痺性眠剤と呼ぶ。その採り方....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
》にしたりしますが蕗味噌はどうします」妻君「先ず蕗の薹を湯煮ておきまして全体なら
白胡麻ですが私どもでは胡麻の代りに南京豆を摺鉢でよく擂って味噌を交ぜてお砂糖で味....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
《あ》げた日用食品の分析表〔春の巻の付録〕を御覧なさい。胡桃は五割九分の脂肪分、
白胡麻は五割一分、南京豆も五割、大豆は二割以内の脂肪を持っています、鰻《うなぎ》....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
人参の生を千人前か何かで細く卸《おろ》して塩で揉んで固く絞っておきます。それから
白胡麻を炒《い》って擂鉢《すりばち》でよく擂って今の油揚の白い処を入れてまた擂っ....