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「白虹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白虹の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
かん》の色を消す所以《ゆえん》のものでありましょうが、人によってはそう見ません。白虹《はっこう》日を貫くのは不祥である、月光|紅《くれない》に変ずるのも只事では....
源氏物語」より 著者:紫式部
は、妹の女御《にょご》のいる麗景殿《れいげいでん》に行く途中で源氏を見かけて、「白虹《はくこう》日を貫けり、太子|懼《お》ぢたり」と漢書の太子丹が刺客を秦王《し....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
の左右にも又二つの光体をかすかながら発見した。それは或る気温の関係で太陽の周囲に白虹が出来、なお太陽を中心として十字形の虹が現われるのだが、その交叉点が殊に光度....
三国志」より 著者:吉川英治
われた水村は、曠野の果ての焚火よりも小さい火にしか見えなかった。 空を仰いで、白虹のような星雲をかけた宇宙と見くらべると、この世の山岳の大も、黄河の長さも、支....
三国志」より 著者:吉川英治
にふくんだ酒を、曹操の眼がそれた隙に、うしろへ吐いてしまった。 雨後の夕空には白虹がかかっていた。虎口の門をのがれ出た玄徳の車は、ふたりの義弟に護られながら、....
三国志」より 著者:吉川英治
って、お相手をいたさん」と、魏延の舞に縺れて、共に舞い始めた。 閃々、たがいに白虹を描き、鏘々、共に鍔を震き鳴らす。――そして魏延の足が劉璋へ近づこうとすれば....