白覆輪[語句情報] » 白覆輪

「白覆輪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白覆輪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
長篠合戦」より 著者:菊池寛
を守る佐久間右衛門尉が五千騎に向って、浅木辺より進軍する武田勢三千、その真先に、白覆輪の鞍置いた月毛の馬を躍らし、卯の花|縅の鎧に錆色の星冑|鍬形打ったのを着け....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
万年青の葉を洗って日をくらす。なかんずく、錦明宝《きんめいほう》という剣葉畝目地白覆輪《けんばうねめじしろふくりん》の万年青をなめずらんばかりに大切にし、どこの....
赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
は鳩が啼き、天王寺の塔の甍には、陽が銀箔のようにあたっていた。 白鞍置いた馬、白覆輪の太刀、それに鎧一領を副え、徒者数人に曳き持たせ、正成は天王寺へ参詣し、大....
私本太平記」より 著者:吉川英治
大般若経の転読がながれていた。この日、正成は先ごろの戦勝のお礼に、二頭の神馬と、白覆輪の太刀などを寺中へ納めていたのである。 「兄上、いつでも」 「正季か。みな....