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「白軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
た。出る者も、出る者も、敵のためにばたばたと倒されて、紅軍の副将が倒れた時には、白軍にはなお五人の不戦者があった。 その時に、紅軍の大将たる忠直卿は、自ら三間....
」より 著者:海野十三
報をうけたのじゃ」と軍団長は青白い面に深い心痛の溝を彫りこんで一同を見廻した。「白軍には駭くべき多数の新兵器が配布されているそうな。その新兵器は、いかなる種類の....
道標」より 著者:宮本百合子
名がある。コルチャックとウランゲルの名がある。革命のロシアへなだれこんだこれらの白軍のうしろに、帝国主義国のいくつかの国旗がはためいた。日本は東洋の番犬である任....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
め、露西亜と独逸が赤くなり、又青くなり、伊太利に黒シャツ党が頭を上げ、西比利亜に白軍王国が出来かかり、満洲では緑林王(馬賊王)張作霖が奉天に拠って北方経営の根を....
支那米の袋」より 著者:夢野久作
ャンクで拾われていたし、パン屋のソニーさんも鯨捕り船だったかに拾われて来たのを、白軍の巡邏船が見付け出して警察に引き渡したんですって。だけど、みんな水をドッサリ....
死後の恋」より 著者:夢野久作
と評判が高くなって来ました。しまいには戦争が生んだ一種の精神病患者と認められて、白軍の隊から逐い出されてしまったのです。 そこでいよいよ私は、この浦塩の名物男....
スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
の人間は随分辛いところを切りぬけて来たんです。御承知の通り、イギリスやチェックは白軍と連合してどんどん侵入して来るし……。 第一「十月」革命当時、ブルジョア....
五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
ばれる。―― 一九一七年から一八――一九年と革命のパルチザンに参加し立派に村を白軍の蹂躙から守った五十歳の貧農ピョートルが村ソヴェトの議長に選ばれたとする。 ....
プロレタリア婦人作家と文化活動の問題」より 著者:宮本百合子
ジャガ薯掘りをやりながら、フォルシュは四度キエフ市の政権が代るのを見た。反革命の白軍が南方ロシアの旧い美しい都市であるキエフを占領する。赤軍が逆襲して、市ソヴェ....
ドン・バス炭坑区の「労働宮」」より 著者:宮本百合子
カすべての労働者にとって忘られぬ記念の場所なのであった。一九一八年の国内戦のとき白軍が装甲列車をころがしてドン・バスを占領しようと攻撃して来た。ゴルロフカの革命....
氷河」より 著者:黒島伝治
いをやり、村を焼き、彼等を捕えて、白衛軍に引渡す、そういうことにあきてしまった。白軍の頭領のカルムイコフは、引渡された過激派の捕虜を虐殺して埋没した。森の中には....
ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
るものと見え、ヴェルダンだけではなく、エスパーニャに行ってトレドーのアルカサルの白軍籠城の営舎を見た時も、其処に礼拝堂を発見して心を動かされたことがあった。若い....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
軍の進撃が神速であったかを物語っている。 かくてフランデルとアルトアにあった英白軍および仏の有力部隊は瞬く間に包囲せられ、五月二十二日頃にはその運命が決定した....