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「白道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白道の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
ますが、たしかに苦楽の二辺を離れた中道こそ、涅槃へ達する唯一の道なのです。一筋の白道なのです。しかもその一本の白道を、歩んで行くには八通りの方法があるのです。八....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
性欲が伴うことはやむをえないことであっても、性欲を善しと見てはならない。いわゆる白道は善悪の区別を消すのではなく、越えるのである。その道に立って眺むれば、善悪の....
見落されている急所」より 著者:宮本百合子
ゆっくり作品を読む機会を失ってしまった。 ところが今日、ある偶然のことから、「白道」という随筆の原稿を読むめぐりあわせになり、その随筆の作者が戯曲と同じ作者藤....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
壁際に踞みもしまい。……動悸に波を打たし、ぐたりと手をつきそうになった時は、二河白道のそれではないが――石段は幻に白く浮いた、卍の馬の、片鐙をはずして倒に落ちそ....
「草野心平詩集」解説」より 著者:豊島与志雄
でも談論風発する。或は詩を作る。 これを、自然と人事と言い換えようか。詩集「大白道」に次のような「序詩」がある。本書(草野心平詩集)に採録しなかったから、少し....
寄席行灯」より 著者:正岡容
、祭めかして懐しく、かてて馬楽トンガリ座の、若手新人熱演に、圓朝以来の芝居噺、紅白道具のどんでん返しは、演者苦心の神経怪談こころをこめて勤めますれば、偏《ひとえ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
にはらまれつつあった。花山・一条の御代から後三条・白河の御代にわたる頃で、御堂関白道長から、その子宇治関白|頼通の頃、美術史の方でいえば法成寺や宇治の平等院が出....
「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
った。源頼信程のものも、町尻殿すなわち関白藤原道兼の家人として、その主の為に中関白道隆を殺そうとした程であったが、子孫頼朝に至って、ついに鎌倉に幕府を開き、天下....