白鳳[語句情報] » 白鳳

「白鳳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白鳳の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
ら行ける自信があります。 (一九二七・七) 南アルプスをゆく 赤石山脈・白鳳山脈縦走 七月十日午前八時十分、私の乗った電車は伊那大島の駅に着いた。私は....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
『日本南アルプスと甲斐の山旅』の著者平賀文男氏、白峰および駒ヶ岳に力こぶをいれる白鳳会の人たち、その他、甲府全市の知識階級の郷土愛は目ざましく、南アルプスの山々....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
中合せの運命を担っているという不安さを感ぜずにはいられない。天武天皇十二年、俗に白鳳の地震と言っている地震に、土佐の田苑五十万|頃が陥没して海となったという伝説....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ころに帰したもので、大局から言えば成敗共にうらみなき合戦であった。 ところが、白鳳|壬申《じんしん》の秋の不破の関の悲劇は、その恨みが綿々として千古に尽きない....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
様《かなぶつさま》――これが奈良朝よりもう少し古い、飛鳥時代《あすかじだい》から白鳳《はくほう》という代物《しろもの》なのだ、これは四条の道具店の隅っこで見つけ....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
超越した精神至上の美と高さの美と、その表現に当っての節度の美とを前に述べた。此の白鳳の遺作に加えて、もう一つ同時代の、しかも甚だしくその性格を異にする日本美の源....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
べき理由は到底見出すべからざるものであると謂わねばならぬ。否むしろこれを以て所謂白鳳期の物となすべき可能性が、濃厚であると謂わねばならぬものである。或いは金堂安....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
もそのように思わせる。 香薬師は今日は見ることができなかった*。 * 香薬師は白鳳期の傑作である。かつて盗難に逢い、足首を切断せられたが、全体の印象を損うほど....
河豚は毒魚か」より 著者:北大路魯山人
か。もっともっと。因陀羅か梁楷か。大分近づいたが、さらにさらに進むべきだ。然らば白鳳か天平か推古か。それそれ、すなわち推古だ。推古仏。法隆寺の壁画。それでよい。....
咸臨丸その他」より 著者:服部之総
元年に薩摩が英人リンゼイから十二万ドルで買った補助機関船「イングランド」だった。白鳳《はくほう》丸と改名されて英薩戦争で英艦隊に拿捕《だほ》され焼棄された。 『....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いるし、大小便をした坑に土さえ埋けて行こうとした様子もない。 「……が、まあまあ白鳳期の御本尊、石川観音の御像が持ち出されて、焚き物にされなかっただけでも、目ッ....