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「白鷺城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白鷺城の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
播州平野」より 著者:宮本百合子
りがない」 新しい伴れが、警察に宿屋を斡旋させようと提案した。数百人の旅客が、白鷺城跡の見える駅前の仮小舎にかたまって途方にくれた。 焼跡の大通りを、大分歩....
天守物語」より 著者:泉鏡花
時 不詳。ただし封建時代――晩秋。日没前より深更にいたる。 所 播州姫路。白鷺城の天守、第五重。 登場人物 天守夫人、富姫。(打見は二十七八)岩代国猪苗代....
入営前後」より 著者:黒島伝治
傘を一本借りて、雨の中をびしょ/\歩きまわった。丁度、雪が積っているように白い、白鷺城を見上げながら、聯隊の前の道を歩いた。私の這入る聯隊は、城のすぐ下にあるの....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
の技で聞えます。 この都は播州一の町で、酒井氏が居を構えし所、日本第一の名城「白鷺城」が聳えているのもこの都であります。豪壮なその白壁造りの建物が、緑の松に囲....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
てもない一命とすれば、せめて、 (姉と一緒に――) 武蔵はひそかに心で願った。白鷺城の巨大な石垣と白壁が、眼のまえに仰がれた。大手の唐橋をずかずかと沢庵は先に....