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白鹿
「白鹿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白鹿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
かん》な三|歳《さい》栗毛《くりげ》、最後に荒木流の江田島勘介は、ひと際逞しい鼻
白鹿毛《はなじろかげ》に打跨りつつ、いずれも必勝の気をその眉宇《びう》にみなぎら....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
です。前にも申した通り、黒太夫の家にはたくさんの馬が飼ってある。その中から裕慶は
白鹿毛の大きい馬を選び出しました。そこで、その綱を取っている者は誰にしたらいいか....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の『動物譚原』二の三三頁注)。 『日本紀』七に、日本武尊信濃の山中で山神の化けた
白鹿に苦しめられたが、蒜《ひる》を以てこれを殺し、道を失うて困《くる》しむ時白犬....
「無題(一)」より 著者:宮本百合子
のがにじみ出ました。考えるともなしに今までの事を思い出して居ました。フト森の女、
白鹿に育てられた女、と云う事がスーと目の前を走りすぎた車の提灯の光の様に思い出さ....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
その子孫今もあり。白き鹿を見てこれを追いこの谷に千晩こもりたれば山の名とす。その
白鹿撃たれて遁げ、次の山まで行きて片肢折れたり。その山を今|片羽山という。さてま....