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百パーセント
「百パーセント〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百パーセントの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
、そりゃ一寸気を廻し過ぎじゃないかな」 「いや。てっきりでさア。賭けてもいいね」
百パーセントそれでさアねと、坂野が言った時、アパートの階段を登る足音が、 「見よ....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
お黄生理学博士。どうです、このごろの虎鮫の反射度は?」 「ああ閣下、それならもう
百パーセントだとお答えいたします。ガガーン、ガガーンと銅鑼《どら》を聞かせますと....
「生きている腸」より 著者:海野十三
そういって、けなしている一方、医学生吹矢は、学歴においては数十歩先輩の熊本博士を
百パーセントに利用し、すくなからぬその恩恵に浴しているくせに、熊本博士をつねに奴....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
だから日と共に防衛殲滅論の方が優勢になっていった。しかしながら、この防衛殲滅論も
百パーセント決定的勝利が得られるとはいい切れないところに、やはり弱点があった。 ....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
は成程紳士らしくて、そりゃ立派よ。それは分ってるわ。しかし真の紳士というものは、
百パーセントは間違いなしの生活をしていたんじゃ駄目なの。
百パーセントは間違いなし....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
侵略に対し、充分なる準備と重大なる覚悟とを有するものであるが、元来航空機の侵入を
百パーセントに阻止することは、理窟上不可能と証明せられていることであるからして、....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
り捨てによって小ぢんまりした陣形を立直すことが出来、従って今後は輸出産業の見込み
百パーセントの金魚の飼育と販売に全資力を尽す方針を冷静に書いてあった。だから君は....
「海底都市」より 著者:海野十三
ジンでは、出力は申し分なく出ます。能率は、低いものでも三千パーセント、いいですか
百パーセントどころじゃなくて、三千パーセントですぞ。つまり三十倍に増大して行くん....
「火星探険」より 著者:海野十三
あるから、みんな目を見はっておどろいた。これをネッドたちの方からいえば、宣伝効果
百パーセントであった。 従って、この箱車が元の町はずれの野原へ戻って来たときは....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
程は、うんと長くとるのだ。ただ砲弾の速度を、極めて遅くするのだ。そして命中率を、
百パーセントに上げることが出来る。それについて、一つ考えてみたまえ。解答が出来た....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
う」 ボーイたちは、完全にこの大広間から追い出されていた。しかもこの料理は、五
百パーセントの闇値段で集められた豪華な料理であって、これ全て、遠来の金博士――い....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
毒酒では、過去において千七百十九名の者が斃れ、毒蛇では百九十三名が斃れ、いずれも
百パーセントの成功を見たのじゃ。殊にあの毒蛇に咬まれた者のあのものすごい苦しみ方....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
一体どういうわけですかな。急に気温は騰るわ、雪は融けるわ、その水蒸気のせいで湿度
百パーセント、なんという蒸し暑さでしょう」 「なるほどなるほど、宰相閣下が氷の塊....
「火薬船」より 著者:海野十三
、思いがけない宝の山をほりあてたように思った。これなら、彼のあこがれている冒険味
百パーセントの世界だ。彼は、当分この船で、スリルを満喫したいとかんがえた。 そ....
「あの世から便りをする話」より 著者:海野十三
全く同じで、咳払いから、声の抑揚から、話振りから、笑い声から、何から何まですべて
百パーセントに死んだ細君そっくりである。それで思わず霊媒と手を取り合うようなこと....