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百八
「百八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百八の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
やされていた。
「何しろ先生、盗みにはいったお大名屋敷が七十六軒、盗んだ金が三千
百八十三両二分だというのだから驚きます。盗人じゃございますが、なかなかただの人間....
「河童」より 著者:芥川竜之介
でしょう。けれどもその子どもは死んでいるのです。もし何か御不審だったら、刑法千二
百八十五条をお調べなさい。」
巡査はこう言いすてたなり、さっさとどこかへ行って....
「貉」より 著者:芥川竜之介
》は、神武東征の昔から、日本の山野に棲《す》んでいた。そうして、それが、紀元千二
百八十八年になって、始めて人を化かすようになった。――こう云うと、一見甚だ唐突《....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
馳走は存じておりますよ。」 茶棚の傍の襖を開けて、つんつるてんな着物を着た、二
百八十間の橋向う、鞠子辺の産らしい、十六七の婢どんが、 「ふァい、奥様。」と訛っ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
方向に本能そのものは動いて行く。凡てが自己への獲得だ。その間に一つの断層もない。
百八十度角の方向転換はない。 × 今のような人間の進化の程度に....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
掛く)たいそう気の利いた書物ですね。 博士 これは、仏国の大帝|奈翁が、西暦千八
百八年、西班牙遠征の途に上りました時、かねて世界有数の読書家。必要によって当時の....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
塩梅、五智の如来へ海豚が参詣を致しまする様子、その鳴声、もそっと遠くは、越後の八
百八後家の因縁でも、信濃川の橋の間数でも、何でも存じておりますから、はははは。」....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
ようなは、市中の最高処にあって、ここにも見らるる城址の森である。名にし負う神通二
百八間の橋を、真中頃から吹断って、隣国の方へ山道をかけて深々と包んだ朝靄は、高く....
「明日」より 著者:井上紅梅
決断があった。そこで身を起して銭箱の中から毎日節約して貯め込んだ十三枚の小銀貨と
百八十の銅貨をさらけ出し、皆ひっくるめて衣套の中に押込み、戸締をして寶兒を抱えて....
「端午節」より 著者:井上紅梅
書を彼の鼻先に突きつけた。これは今までにないことである。 「すっかり〆め上げると
百八十円。この払いが出来ますか」 彼女は彼に目も呉れずに言った。 「フン、乃公....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
の難なしというべからず、是に寄りて西入船町を限り、東吉祥寺前に至るまで凡そ長さ二
百八十間余の所、家居取払い空地となし置くものなり。 と記して傍に、寛政六年|甲....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
想に驚くは、実に道理ありというべし。 ロンドンの人口は、市中の内外を合わせて三
百八十一万四千五百七十一人なり。ゆえに、大数四百万と称す。しかして寺院の数(ヤソ....
「西航日録」より 著者:井上円了
称す。 一、パリ・エッフェル塔(Eiffel Tower) その高さ、地上直立九
百八十四フィート(およそわが百六十五間)、右は米国ワシントンの記念碑より高きこと....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
九千二百人。 第三はアデレード市(サウスオーストラリア州首府)、人口十八万一千二
百八十五人。 第四はブリズベーン市(クイーンズランド州首府)、人口十三万七千六百....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
各隊の適切なる協同とに依り大隊の戦闘力を遺憾なく統合発揮するにあり」と述べ(第四
百八十)更に「……戦況の推移を洞察して適時各隊に新なる任務を附与し……自己の意図....