百八の鐘[語句情報] »
百八の鐘
「百八の鐘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百八の鐘の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鏡餅」より 著者:宮本百合子
様に口惜しいなかで思わず失笑したのであった。 そばをたべたら、一時頃になった。
百八の鐘を誰もききつけなかった。それがサエにはうれしかった。あの鐘があっちこっち....
「二つの家を繋ぐ回想」より 著者:宮本百合子
、結婚した友人の誰彼のこと。話したりカードを遊んだりして居る最中に、遠くの方で、
百八の鐘が鳴り始めた。近所に寺が少ないと見え、あまり処々には聴えない。静に一つ一....
「日記」より 著者:宮本百合子
途上できいたのだ。皆が平気で笑いさわいで居る中に、一人心でしんみりと、寒夜に響く
百八の鐘をきいた。日本人に違いない。....