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百八十度
「百八十度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百八十度の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
方向に本能そのものは動いて行く。凡てが自己への獲得だ。その間に一つの断層もない。
百八十度角の方向転換はない。 × 今のような人間の進化の程度に....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
り所を捜している。 つるが何かに触れるとすぐに曲がり始め、五分とたたないうちに
百八十度ぐらい回転する。 確かに捲きついたと思うと、あとから全体が螺旋形に縮れ....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
のは、片われにちがいないが、半分よりすこし大きく、メダルの中心から角をはかると、
百八十度よりも二十度ばかり大きい。今、四馬が指の先につまんで見せたのは、半分より....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
号が、いったん救援艇の輪のまん中を通りぬけると、こんどは救援隊はあざやかに大きく
百八十度の大旋回をして、ギンネコ号のあとを追った。そしてやがてそれに追いついて、....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
、まず“急ぎ暗号……例の男”までの二十五字を読んだあと、この窓あき紙を九十度又は
百八十度廻して暗号文に重ねて、窓のあいているところから下の文字を読めばいいのであ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
器を改めて調べられよ。中央に見ゆる三基のスイッチを、三基とも、停止の位置より逆に
百八十度廻転せられよ。かくすることにより、磁石砲は、四次元振動|反撥砲《はんぱつ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
である。 この検閲点呼がすむと、飛行島をはじめ全警備隊は、速力をゆるめ、方向を
百八十度転じて、夜明までに元の位置にかえることになっていた。 おそらく近海の寝....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っています
ですけれども
その理窟を知る前に
皆さんは
三角形の内角の和は
常に
百八十度であるということと
多角形の外角の和は
常に三百六十度であるということを....
「ゴルフ随行記」より 著者:寺田寅彦
然の芸術であろう。 荒川が急に逆様に流れ出したと思ったら、コースがいつの間にか
百八十度廻転して帰り路になっていた。 キャディが三人、一人はスマートで一人はほ....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
を遊んでいるに過ぎないようなものだから、好きも嫌いも、ちょッとの風の吹き廻しで、
百八十度にグラリと変ってすましたものだ。 岩本は芸なし猿で、美代子に直談判して....
「魔都」より 著者:久生十蘭
駒形伝次はトラックの上に乗り移り、車上から軽く会釈をする。トラックの大列はそこで
百八十度の廻転をすると、今きた常盤橋の方へ、一糸みだれず蕭々と引上げて行くのであ....
「清水幾太郎さんへの手紙」より 著者:三好十郎
《ぎゃく》に主戦論者になったり軍備賛成者になるだろうと思われます。戦略戦術による
百八十度転換というやつです。共産主義者たちは、これがなかなかうまい。実例は無数に....