百合根[語句情報] » 百合根

「百合根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百合根の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の靴」より 著者:横光利一
衛門の長男の嫁は無口でよく働く。昨旦二里ほどある実家の秋祭に帰ったが、一晩宿りで百合根、もち米、あずき、あられ、とち餅、白餅などを背負いこんで戻って来ると、こっ....
日輪」より 著者:横光利一
宮殿の花園へ押しよせて来た。彼らの或者は彼女に食わすがために、鹿の好む大バコや、百合根を持っていた。しかし、彼らの誰もが鹿の美女を捜し出すことが出来なくなると、....
茶碗蒸し」より 著者:北大路魯山人
この認識が足らなかった。なお、つけたしに申し上げると、中身はかも・うなぎ・銀杏・百合根・しんじょ・木くらげなどがよい。 (昭和九年)....
姫たちばな」より 著者:室生犀星
は七種香の価高いものを携えてこれを橘の君に奉れと申し出るのであった。和泉の山奥の百合根をたずさえる一人に、べつの男は津の国の色もくれないの鯛の折をしもべに担わせ....