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「百味の飲食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百味の飲食の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
る、七宝を宮となし身高四十里、衣の長さ四十里、広さ八十里、重さ二両半、神力を以て百味の飲食《おんじき》を化成すれど、最後の一口変じて蝦蟇《がま》と為《な》る、も....
易の占いして金取り出したること」より 著者:南方熊楠
拝し、まず願を発していわく、わがために食を雨《ふ》らせよ、と。語に随ってすなわち百味の飲食《おんじき》を雨らす。かくのごとく種々のもの意に随って宝を得。時に夫、....
錦染滝白糸」より 著者:泉鏡花
越 (涙ぐむ。) 七左 おふくろどの、主がような後生の好人は、可厭でも極楽。……百味の飲食。蓮の台に居すくまっては、ここに(胃をたたく)もたれて可うない。ちと、....
連環記」より 著者:幸田露伴
、救いたい、化度したいというのが、即ち仏菩薩なので、何も蓮花の上にゆったり坐って百味の飲食に啖い飽こうとしているのが仏菩薩でも何でも無い。寂心は若い時から慈悲心....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
し、香魚の飴《あめ》だき、いさざの豆煮と見たはひがめか、かく取揃えし山海の珍味、百味の飲食《おんじき》、これをたらふく鼻の下、くうでんの建立《こんりゅう》に納め....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
飴《あめ》だき、いさざの豆煮と見たはひがめか、かく取揃えし山海、いや山湖の珍味、百味の飲食《おんじき》、これをたらふく鼻の下、くうでんの建立に納め奉れば、やがて....