百味箪笥[語句情報] »
百味箪笥
「百味箪笥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百味箪笥の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
大家に出入りする資格は無かった。否、この手術だけ心得ていれば、あとは売薬を詰めた
百味箪笥と、頭の形と、お太鼓持ちだけで、立派なお医者様として生活が出来たという位....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のうちにも、この大衆という文字はないことはなかろう。まてよ、いま、天性備えつけの
百味箪笥《ひゃくみだんす》を調べてお目にかけるから―― 道庵先生は、自分の頭の....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
た時には随分出たお薬ですから。」 書生さんはそっちのけです。まだ座敷の隅にある
百味箪笥――今は薬ばかりでなく、いろいろの品の入れてあるその箪笥から、古い袋を取....