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「百尋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百尋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海異記」より 著者:泉鏡花
、飛込むでねえ――真白な波のかさなりかさなり崩れて来る、大きな山へ――駈上るだ。百尋ばかり束ね上げた鮪縄の、舷より高かったのがよ、一掬いにずッと伸した! その、....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
残さず。われ怒りて、五百|尋《ひろ》のところより矢を射らば、五百人の人を倒し、九百尋のところより矢を射らば、九百人の人を斃《たお》すべし――。(ふと気づいて、苦....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
酒廻船《さけかいせん》か」 「新酒船《しんしゅぶね》は八月のことでえ」 「土佐の百尋石船《ひゃくひろいしぶね》か」 「石船にしちゃア船腹《ふなばら》が軽すぎらい....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
、海底から三尋から八尋くらいのところであるが、深くなるほど次第に棚が高くなって、百尋以上になると底から、上方二十尋に及ぶことがある。しかし大鯛は、大体において底....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
る衆人環視の中での言であるからすこぶる価値ある証言に相違ない。その言によると、二百尋用意した縄が百六十八尋まで這い込んだ時に蝋燭が消え、その上蝙蝠が頻りに面部を....