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「百尺竿頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百尺竿頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
》平気な顔で、鉈豆《なたまめ》の煙管《きせる》をすぱすぱやりながら、 「あるいは百尺竿頭一歩《ひゃくせきかんとういっぽ》を進めて、同じく屁を垂れるから、君も彼等....
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
大歴史中の単なる一｜頁《ページ》を埋《うず》むべき材料に過ぎぬ事を自覚するとき、百尺竿頭《ひゃくせきかんとう》に上《のぼ》りつめたと自任する人間の自惚《うぬぼれ....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
んだ次第であった。 ところが彼女のこうした不可思議な創作能力は、それからさらに百尺竿頭百歩を進めて、真に意表に出ずる怪奇劇を編《あ》み出す事になった。……と言....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
言を心術の掟となす。此二書をさへ能く守ればすむ事なり」というのである。 抽斎は百尺竿頭更に一歩を進めてこういっている。「但論語の内には取捨すべき所あり。王充書....
「高浜虚子著『鶏頭』序」より 著者:夏目漱石
つか》ない。只《ただ》此点｜丈《だけ》でも敬服の至りである。然し斯様《かよう》に百尺竿頭《ひゃくしゃくかんとう》に一歩を進めた解決をさせたり、月並を離れた活動を....
「落ちたままのネジ」より 著者:宮本百合子
て来た。彼の見事さというものは、謂わば危くも転落しそうに見える房飾つきの水盃を、百尺竿頭に保っている、その際どいかね合いで、拍手は、その緊張に対し、そのサスペン....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
る。下の級は、寿とか、福とか、むずかしくなると、三字、五字、七字――南山寿とか、百尺竿頭更一歩進《ひゃくしゃくかんとうさらにいっぽをすすむ》とかいうのだった。 ....
「小説　円朝」より 著者:正岡容
のだ。 すでに鳴物、道具の力を借りて新しい噺の「路」を拓いていこうとする以上、百尺竿頭一歩を進めて当然その噺も、自ら工夫し、創り上ぐべきだろう。 そうしたら....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
を蒔き、よき実りを得さしめて、それを人々に与えようとする修業を、悟後の修業とも、百尺竿頭一歩を進むとも言いまして、人生これからが大いに他人のために働くべきときで....