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百番
「百番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百番の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ことわり申して置きますが、長谷寺は有名なお寺で、今日ではその所在地が麻布区|笄町
百番地ということになっていますが、笄町という町名は明治以後に出来たもので、江戸時....
「人間灰」より 著者:海野十三
ば本道に出るだろうと思って辿ってゆくと、やがて一軒の家の前に出た。標札には「湖口
百番地、青谷二郎」と認めてあった。その家の前に湖水の水が騒いでいたこと。 (四)....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
し、前侍従中山忠光を大将に仰ぎ、日輪に雲を配した赤地の旗を押し立て、別に一番から
百番までの旗を用意して、初めは千余人の人数であったが、追い追いと同勢を増し、長州....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
る方も張り合いがない……という種類のものは、だんだん舞い捨てられて、遂に現在の二
百番内外にまで減少してしまった。その二
百番の中でも近来久しく上演されないもので、....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
物画が出来るわけがなさそうである。 あるいは婦人達の洋画展覧会を見るに一番から
百番までの目録が大部分草花静物であったりすることがある。何のことはないお花の会で....
「待呆け議会風景」より 著者:宮本百合子
、それは男の人たちということである。まだ四五百人おりますって。初めの一区切りは六
百番まで入ったのだが、傍聴券は数の制限なしに出されるものだろうか。一般傍聴席は婦....
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
憩わせる駅の屋上で 移り気な電光ニュースは 今宵も盲目文字を綴り 第二、第三、第
百番めの原爆実験をしらせる どこからかぽたぽたと血をしたたらせながら 酔っぱらい....
「現代の詐術」より 著者:坂口安吾
、案外うしろの方だね、などゝ言いながら、前後左右から一人三人、たちまちにして私は
百番目以下になってしまうのである。 こゝに至って、私は座の起源というものに新認....
「百物語」より 著者:岡本綺堂
たのか、それとも他の人々も自分とおなじように黙っているのかと思案しているうちに、
百番の物語はとどこおりなく終った。百すじの燈心はみな消されて、その座敷も真の闇と....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
うのは、私が想像したあらゆる不幸のなかで、私が辛抱することを運命づけられた苦悩の
百番目のところを、考えつかなかったことだ。 ジュネーヴの近郊に着いたときには、....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
宝大沢社長の御厚意によって、鮮かな通訳を煩わして、東上の主たる目的たる進駐軍B三
百番ミス・アビロックの用事をすませ、東宝の本社へ同行した。折柄社長室には、東宝重....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
体抄』を作っている。俊成の歌についての考えを見るに大切な著書である。そのほか『六
百番歌合』判詞の如きは、顕昭のひどい反撃をうけたもので、その方は『顕昭陳状』とい....