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「百重〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百重の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
どどどしーん‥‥さあーっ‥‥。広い海面が目の前でまっ白な平野になる。山のような五百重の大波はたちまちおい退けられて漣一つ立たない。どっとそこを目がけて狂風が四方....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
家庭の模様を聞いてやっても、其れだけは何時もお茶を濁して来た。余は 北の国|五百重につもる白雪も 埋みは果てじ胸の焔を 訳の分からぬ歌など消息の端....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
三〕 天武天皇 天武天皇が藤原夫人に賜わった御製である。藤原夫人は鎌足の女、五百重娘で、新田部皇子の御母、大原大刀自ともいわれた方である。夫人は後宮に仕える職....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、それはちょうど真っ白な厚紙のようである。 『万葉集』巻四に「三熊野之浦乃浜木綿百重成心者雖念直不相鴨《みくまぬのうらのはまゆふももへなすこころはもへとただにあ....