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皆朱
「皆朱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皆朱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陸判」より 著者:田中貢太郎
呉侍御は朱の言葉を信にできないので訴えた。郡守は朱の家の者を捕えて詮議をしたが、
皆朱の言ったと同じ申立てであるから、どうすることもできなかった。朱は郡守の許から....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
碧眼、紅毛が来たとても
シャスポー、エンピール、何んのその
岩をも通す、桑の弓
皆朱の長柄を、掻込んで
白銀造《しろがねづく》りの、太刀|佩《は》いて
馬上、ゆ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、おのれも風邪等にて御不音申訳なく候。 すべて朱で書いてあります。宛名も宿所も
皆朱なのです。 こんなにして常磐会へ出して下すっても、拙いのですから入選しませ....