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皆納
「皆納〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皆納の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
ま》ってしまった。彼女の手紙、彼女の手帳、すべて彼女のことを思わせるようなものを
皆納ってしまった。彼の書籍の中からは草花の模様のある濃い色の布片《きれ》が出て来....
「悲しめる心」より 著者:宮本百合子
祭壇の上に潔く安置された柩の裡にあどけないすべての微笑も、涙も、喜びも、悲しみも
皆納められたのであろうか。永久に? 返る事なく? 只一度の微笑みなり一滴の涙な....