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「皇上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

皇上の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、身重く動作緩慢なりなどいう方面から起っただろう。 一二一一年頃ジャーヴェ筆『皇上消閑録《オチア・インペリアーナ》』を見ると、その頃既に仏国でも、竜は詰まらぬ....
蓮花公主」より 著者:田中貢太郎
く覆る。真に千古末だ見ざるの凶、万代遭わざるの禍、社稜宗廟、危、旦夕に在り。乞う皇上早く宮眷を率いて、速やかに楽土に遷れよ云云。 竇は読み畢って顔の色が土のよ....
岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
しますと、天は百神の君だそうで、上帝、旻天、皇天などとも、皇天上帝、旻天上帝、維皇上帝、天帝などとも、名付けるそうでございますが、意味は同じだと存じます。天は唯....
妖怪学」より 著者:井上円了
舟待ちすることなしという。 (二一)旱魃の際、雨を祈る法 その法は、「皇皇上天照臨下土集地之霊神降甘雨庶物群生咸得其所」(皇々たる上天、下土を照臨して、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くかぜが白いお顔を研ぐ。 両探題は、すぐ、 「御馬上へ」 と、みかどへも、法皇上皇へも、駒をすすめた。輿もおびただしく用意され、女院や尼前の足弱は、兵に舁か....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、紀州へ旅立ったことが、彼らに、大事決行を誘発させ、院御所の夜襲、皇居の占領、天皇上皇の幽閉という、前古にない日本の暗夜と、殺戮を照らす劫火の巷とを、現出しまし....