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皇学
「皇学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇学の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
はいずれも今は東京の方で師の周囲に集まりつつある。彼が親しい先輩|暮田正香は京都
皇学所の監察に進んだ。 「そうだ、同門の人たちはいずれも十年の後を期した。奥羽の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろですね」 四 やがて半蔵の前に来てくつろいだ先輩は、明治二年に
皇学所監察に進み、同じく三年には学制取調御用掛り、同じく四年にはさらに大学出仕を....
「『新新訳源氏物語』あとがき」より 著者:与謝野晶子
作小説として、私は大弐の三位の家の集をずいぶん捜し求めたが現存していない。伊勢の
皇学館の図書目録にあった大弐集をよく調べてみると、三位の娘で、後冷泉帝の皇后に仕....
「中津留別の書」より 著者:福沢諭吉
読み、天竺《てんじく》の書も読み、西洋諸国の書も読ざるべからず。このごろ世間に、
皇学・漢学・洋学などいい、おのおの自家《じか》の学流を立《たて》て、たがいに相|....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
言、中院中将などとも浅からぬ姻戚の仲であった。 そこへ宝暦の気運が芽ざし、尊王
皇学の風が起り、倒幕の風雲がわずかながら動いてきた。 公卿縉紳と密接な結びがあ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
今、柳営の春は和光にみち、天下は凪のごとく治まっていると思いのほか、いつか西都に
皇学の義が盛んに唱えられ、公卿と西国大名の間に、恐るべき叛逆の密謀が着々として進....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
と、あくまで、鴻山の切なすすめを拒んで、 「――底意を申せば、弦之丞めも、当今、
皇学尊重のふうを非義とは存じられませぬ、むしろ、ひそかに王室の御衰微をなげいてい....