皇室[語句情報] »
皇室
「皇室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇室の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「慈悲」より 著者:岡本かの子
有がた迷惑の好意についても一つ云えば、某外国に一百六十歳近い長寿者がありました。
皇室ではそれをよみせられ、召し上げられて飽衣美食でもてなしました。長寿者はたちま....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ても日本を復活するには日本をして一団体にしなければならぬ。一団体にするには日本の
皇室を尊んでそれで徳川の封建政治をやめてしまって、それで今日いうところの王朝の時....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
るさい婆さんのように万事キチンと整頓してしまった。徳川が信長や秀吉の考えたような
皇室中心主義を実行しなかったのは遺憾千万ですが、この三人で、ともかく日本を統一し....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
あると称し、洛中に米を乞うて歩いた公卿も有ったと云う。 こんな世相であるから、
皇室の式微も甚しかった。昼は禁廷左近の橘の下に茶を売る者あり、夜は三条の橋より内....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
でもないし、菊池、名和の如く北条氏に対して百年の怨讐を含んでいたわけでもない。亦
皇室から特別の御恩を戴いたこともないだろう。然るに渺たる河内の一郷士正成が敢然立....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
どはかえるが、ぬまの中で、けろけろとなきはじめました。 「りっぱなこえだ。」と、
皇室づきの説教師がいいました。「これ、どこかに、さよなきどりのこえをききつけまし....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
俸三百ポンドをもらった。 一八三五年の初めに、総理大臣サー・ロバート・ピールは
皇室費からファラデーに年金、こんな人には無論年金を贈らねばならぬ、早くこれが手に....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
の御親類筋が来たな。 女はその老人の白髭に握み掛ろうとした。 革命前のロシヤ
皇室の探偵隊首領、現ドーヴィル詐欺賭博取締係長の老人はにこにこし乍らその手を捉え....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
所の神奈備に鎮めて、皇孫尊の近き護りとなり給うたということは、その一族挙げて我が
皇室の為に、護法神の地位に立たれたという意味に解せられるもので、以て所謂地主側の....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
を忘れてはならぬと自分は信じているのである。したがってこの道鏡問題の如きも、こと
皇室の尊厳に関して重大なる疑問があり、歴史家としての研究からそれが氷解せられて、....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
であることだけはたしかであった。その頃は院政の時代になっていて、摂関政治を抑え、
皇室御親政の古にかえすという力が動いていたので、摂関家に抑えられていた反対勢力が....
「古事記」より 著者:太安万侶
物語である。ここではワニ氏の女が關係するが、ワニ氏は後に春日氏ともいい、しばしば
皇室に女を奉り、歌物語を多く傳えた家である。―― かくて木幡《こばた》の村....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
有難迷惑の好意についても一ついえば、某外国に一百六十歳近い長寿者がありました。
皇室ではそれを嘉せられ、召し上げられて飽衣美食でもてなしました。長寿者はたちまち....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
平安朝には源平の立派な武士が自ら好んで摂政・関白などの家人になり、源・平二氏等、
皇室から分れた立派な家柄の身を以て、好んで賤民の列に投じ、主人の威を藉って勢力を....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
役し、さらに後には京都蓮台野からもこれを勤めておった。丹波山国は戦国時代における
皇室御料の最後のものとして遺った庄園であったから、一時そこから勤仕したのであろう....