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皇居
「皇居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇居の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
に爆撃を加える傾向のあることである。 四月十六日から五月三十一日までの空襲で、
皇居、赤坂離宮、大宮御所も災厄を受けたが、大宮御所の場合は夜間爆撃とはいえ、月明....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
して新婚の夫婦には新築の家を与えるということもあった。こういう習慣のために古代の
皇居は非常にしばしば次から次へとうつされた。伊勢の大廟を二十年ごとに再築するのは....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
天皇の時代に仏教が渡来した。この欽明天皇及びそれ以後五代にわたるヒダ王家の嫡流は
皇居を大和に定めつつもヒダにも(今のミノか)居城か行宮があった。飛鳥寺というのは....
「貉」より 著者:小泉八雲
、それに添って高い緑の堤が高く立ち、その上が庭地になっている、――道の他の側には
皇居の長い宏大な塀が長くつづいている。街灯、人力車の時代以前にあっては、その辺は....
「水鳥亭」より 著者:坂口安吾
来るかも知れませんがね」 「ええ、まア、タキツケには、なりますね。戦国乱世には、
皇居の塀や国宝の仏像で煖をとります。庶民は、仕方のないものです。私の本も、おなじ....
「新春・日本の空を飛ぶ」より 著者:坂口安吾
ら横須賀へ。山上にまるい大穴が花弁型にたくさん有るのは旧砲台の跡らしい。東京では
皇居を目近に見下してきた。日本の空にはタブーがなくなったのである。 海上へでる....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
きが見当らないという深夜のような白昼風景。ところが、ですよ。この自動車がいよいよ
皇居前にさしかかった時に、驚くべし。東京駅と二重橋の間だけは、続々とつづく黒蟻の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
いものであるから、 「男にも宝塚を見せろ!」 というプラカードをかかげて銀座や
皇居前を行進しても、婦人警官に襟首をつかんで堀の中へ叩きこまれるようなこともない....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
からない。ところが飛行機が離陸して一分三十秒すぎるともう分ってきたね。 あれが
皇居だ、あれが銀座だとハシャイでいたのは一分三十秒である。三分すぎたときには下界....
「美味放談」より 著者:北大路魯山人
に似たものがある。まず山の中にあって食品に恵まれていない。しかも、昔から千年来の
皇居があり、著名な寺の多くある文化の中心地である。そこで勢い料理法というものが発....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
る。 * 京都は、昔から料理がもっともよく発達していた。ここには長く
皇居があった。しかも、四周山々に囲まれて、料理の料理とすべき海産の新鮮なさかなが....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
心にして考えなければならない。 元来吉野の朝廷は、吉野にばかり在ったのでなく、
皇居はしばしば移っていること、また京方の諸院が、吉野朝の
皇居に軒を並べて御座あっ....
「古事記」より 著者:太安万侶
おつきになつて堂々とましまし、天地人の萬物に通じて人民を正しくお育てになります。
皇居にいまして道徳をみちびくことは、陸地水上のはてにも及んでいます。太陽は中天に....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
【自動】(犬が打たれなどして)きゃんきゃん鳴く。【名】同上の声。 Ye※)(英国
皇居の)衛士。(-'s service)まさかの時にお役に立つこと、ことある時の....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
門のあたりまできていた。「この土手に登るべからず」と書いてあるお堀の土手に登って
皇居を遥拝し、夕暮の景色をぼんやりながめている……。ひとりの救世軍士官が通りかか....