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皇恩
「皇恩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇恩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
一聯隊長須知源二郎聯隊を代表して謹んで奏上し奉る。臣等つとにチョケンを忝のうし、
皇恩に浴する事、此処に年あり。 今や征露の大命を拝し、報恩の機正に至れるを喜び....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
る洗濯物。 教神――水晶洞所見。 滝頭山神社のお祭り。 勿禁院洞と読める。
皇恩|浩蕩とも書いてある。 長いきせると荷馬車。 褐色の連続を点綴する立看板....
「源氏物語」より 著者:紫式部
次々に引かれて出た。おそれ多いお贈り物である。そのうち夜になった。例の万歳楽、賀
皇恩などという舞を、形式的にだけ舞わせたあとで、お座敷の音楽のおもしろい場が開か....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
のむぞよとの御言葉を賜わった。何んたる一族の光栄であろう。尽忠の誠心を披瀝して、
皇恩に御酬い致さねばならぬ。こう、ひたむきに決心した。功名も望まず栄誉も願わず、....
「西航日録」より 著者:井上円了
の光もあたたかい。旅人は早く起きだして何をするかといえば、はるかな東方に向かって
皇恩を祈るのである。) 百発砲声破早晨、異邦猶見歳華新、挙杯先祝天皇寿、不背真為....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。それなのに、はからずも天皇のお味方に参じ、その家々を失わないですんだだけでも、
皇恩というべきだ。しかるを、多少の忠をいたし、労を積んだからといって、功にほこり....