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「皇軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

皇軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
行機が一斉に飛び上った。天日は俄かに暗くなった。 これに対して、精鋭を謳われた皇軍の飛行機は、三百台ばかりが飛んでいたが敵の大空軍に較べて、なんと見窄しく見え....
爬虫館事件」より 著者:海野十三
条という二等兵がどうした事か敵前というのに、目に余るほど遺憾な振舞をしたために、皇軍の一角が崩れようとするので已むを得ず、泪をふるって其の柵山二等兵を斬殺したの....
わが町」より 著者:織田作之助
って来ると、間もなくその年も慌しく押し詰り、大東亜戦争がはじまった。 そして、皇軍が比律賓のリンガエン湾附近に上陸した――と、新聞は読めなかったが、ラジオのニ....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
究は、お前一個の慾望を充たすために、命ぜられているものではない。おそれおおくも、皇軍の高度機械化を一日も速《すみや》かに達成するため、特に地下戦車の設計製作の重....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
作者より読者へ うれしい皇軍の赫々たる大戦果により、なんだかちかごろこの地球というものが急に狭くなって、....
怪塔王」より 著者:海野十三
やしたロケットがとびだしたのですから、これは、いかに戦闘にめざましい手柄をたてる皇軍勇士であっても、驚かないではいられません。 隊長の塩田大尉さえ、 「おおっ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
まるで裏|街みたいなところもある。 その間を、帝国軍人はきちんとして通り、皇軍の威容を、飛行島の連中にも心に痛いほど知らせることができた。 夕方の午後六....
空襲警報」より 著者:海野十三
空軍が、わが帝国領土内に侵入を開始したのに対し、適宜の防衛を行うためであります。皇軍の各部隊は既にそれぞれ勇猛|果敢なる行動を起しました。銃後にある忠勇なる国民....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
れないかということよりは重大に見えないのである。 本と鶏小屋 亮作は皇軍勝利確信派であったが、信子と克子は敗北確信派であった。 サイパン戦況不利の....
宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
出した。すると彼女の歌は、ぐんぐん伸びてそれから認められて来た。 戦争中北支の皇軍慰問につれて行ったとき、あの娘だけが朝は早くから起きるし、駅に着けば疲れもい....
余齢初旅」より 著者:上村松園
一切合財何から何まで先方の人がやってくれる。私は彼地で一枚の絵もかかなくてよい。皇軍の慰問も京都で色紙をかいてもって行くことにしたので、家を出てからは何にもかか....
中支遊記」より 著者:上村松園
ものであった。相当よいもので、これも装飾用のものでもあろう、大きなものであった。皇軍の尊い血の匂いのまだ残っている新戦場としての光華門では、当時此処の戦闘に参加....
わが町」より 著者:織田作之助
って来ると、間もなくその年も慌しく押し詰り、大東亜戦争がはじまった。 そして、皇軍が比律賓のリンガエン湾附近に上陸したと、新聞は読めなかったが、ラジオのニュー....
牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
の肉を食用としたものであった。神武天皇御東征の時に、大和の土人|弟猾は生酒を以て皇軍を饗したと「日本書紀」にある。牛肉を肴として酒を飲んだものであろう。また「古....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
「派遣軍将兵に告ぐ」「戦陣訓」の重大意義もここにありと信ずる。 北清事変当時の皇軍が如何に道義を守ったかに関して北京の東亜新報の二月六、七、八日の両三日の紙上....