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皇道
「皇道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇道の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
らコッソリやれと。これでは東亜の男子、日本男子ではない。東方道義ではない。断じて
皇道ではありません。よろしい、準備をさせよう、向こうも十分に準備をやれ、こっちも....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
論と言うべし。 第四 皇典論派 皇典論派もまた旧帝政論派の遺類にして
皇道をもって天下を治めんと欲するものなり。この論派において
皇道と称するはすなわち....
「運命」より 著者:幸田露伴
還らしめ、内応を為さしむ。燕王|覚って之に備うるあり。二月に至り、燕王|入覲す。
皇道を行きて入り、陛に登りて拝せざる等、不敬の事ありしかば、監察御史曾鳳韶これを....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
いという意味で、例えば天理教は明治時代に政府に献金して公認して貰ったが、大本教(
皇道大本)の方は類似宗教だということになる。そして所謂新興宗教はこの大本教並みに....
「作家は戦争挑発とたたかう」より 著者:宮本百合子
がはっきり書かれている。同氏は二・二六事件の本質を、陸軍内部の国体原理主義者――
皇道派(天保銭反対論者)と、人民覇道派――統制派との闘争とし、敗北した二・二六事....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
ァシズムの一つの現れとして、ルポルタージュに名をかりた戦記もの、秘史に名をかりた
皇道主義軍国主義の合理化的宣伝の出版物が急にましてきていることにふれましたが、日....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
によって行われたからである。――無論満州は西洋ではなくて東洋だから、満州事変は「
皇道精神の宣布」や「国徳の発揚」や「王道楽土の建設」などという、霊による精神的事....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ので、非難が出たそうだが、其の後また、労働争議に官憲がのり出して、純正日本主義や
皇道経済の名によって、労資協調的労働組合の組織を企てたり、争議の一種の指導に当っ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
るかも知れない。併し実際には、現に言論は全く自由なのである。例えば陸相は、日本が
皇道精神を世界に宣揚することによって、世界平和の方策を自主的に提唱すべきだと論じ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
が出品されるようになるし(これは某代議士の建議案に基くものだ)、出口王仁三郎氏は
皇道にのっとり皇国の大使命を達成する、と称して、「昭和神聖会」を結成して有数の名....
「世界新秩序の原理」より 著者:西田幾多郎
華があるのである。我国の皇室は単に一つの民族的国家の中心と云うだけでない。我国の
皇道には、八紘為宇の世界形成の原理が含まれて居るのである。 世界的世界形成の原....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
来る本質を持っている。勿論日本には日本古来のものと考えられる教学も存する。神道・
皇道・惟神道・其の他と呼ばれるものがそれだが、併し之が三教の一つとして教学の本質....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
について、あらましの説明をしてきかせたが、それによると、全陸軍の主脳部が統制派と
皇道派の二派にわかれて、醜い勢力争いをやっている、というのであった。 「何より恐....
「春雪」より 著者:久生十蘭
でしょうけど、柚子、怖がらずに死ねるようにしていただきたいわ」 古《こ》神道と
皇道主義の、狂信的な家庭に育った、柚子のむずかしい加減の立場と悩みは、池田にも、....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
盟論に対する反対はその現われである。しかし東亜連盟論の急速なる進展は国民が急速に
皇道に目を醒しつつある証左である。 力をもってする方法は端的であり、即効的であ....