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皮付き
「皮付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皮付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
も、目のつんだ杉柾《すぎまさ》の天井板も、細《ほ》っそりと磨《みが》きのかかった
皮付きの柱も、葉子に取っては――重い、硬《こわ》い、堅い船室からようやく解放され....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
所どころに木立ちが茂っていた。家から遠くないところに小さい流れがあって、そこには
皮付きの粗末な橋が架けてあった。 ここらには花もあれば果物もあり、愉快な人たち....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
!」と愛想を振りまきながら、さながら薄氷を踏む思いで部落を通り抜けると、やがて、
皮付きの松丸太を極めて不手際《ふてぎわ》に組み立て屋根の上には強北風《トラモンタ....
「いなせな縞の初鰹」より 著者:北大路魯山人
を打ったのは、煮たのでも、焼いたのでもない。それは刺身と決まっている。この刺身、
皮付きと皮を剥ぐ手法とがある。皮の口に残るのを嫌って、皮だけを早く焼く方法が工夫....
「料理メモ」より 著者:北大路魯山人
に好適のものなれども少しくさい点がある。これをおぎなうのがしょうが。 *小あじは
皮付きの方がうまい。しかし適当に塩や酢が回らないとなまぐさい。たいがいは皮剥。 ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
が」 ○ここにゼラチンを用いずして梅羊羹を作る法あり。そは梅を能《よ》く洗い
皮付きのまま二ツ割になし梅一斤に砂糖一斤の割合にて一夜砂糖に漬おき弱火にてアクを....