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皮算用
「皮算用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皮算用の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
などと諸新聞紙上に、誇大文句を並べるであろうが、イクラまで愚物を釣り寄せ得るか、
皮算用の十分の一にも達しないことを予言する 昨今の諸新聞を見ると、彼は果して例....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
と思う居る処に、要らん事に全快なったりして俺達をば非道い眼に合わせる。捕らぬ狸の
皮算用。夜中三天のコッケコーコーたあ貴様が事タイ。それでも友達甲斐に連れて来てや....
「私の信条」より 著者:宮本百合子
るとすれば、それは、自分も死ぬことを知らないで、ほくそえみながら厖大な棺の注文を
皮算用している棺桶屋ばかりである。〔一九五〇年十月〕....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
この転向に追従する人間も案外少くないかも知れないということである。だが又、当局が
皮算用している程に痛快な大動揺も、なさそうだという噂さである。前に云った山川均氏....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ークが入ってきた。彼は、周囲をたしかめてから、密談のような声で、 「取らぬ狸の、
皮算用かもしれんがね。いずれは大盲谷の油層が、われわれの手に入るだろう。しかし、....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
とまる筈になっているのですが。高山のはぬきに。もうこれはじきでしょう。とらぬ狸の
皮算用ということはことに昨今全く論外ですから、一つ出れば、はァ出たかというような....
「真珠の首飾り」より 著者:神西清
あの親父さんは、あの子が一ばん可愛いのよ。」 「いや、おっ母さんや、まあたんと
皮算用をしたけりゃしなさいだがね。嫁にやってしまう娘にたいするあの連中の『格別の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
共に、面を上げて、ニヤニヤと相手を見ていた。 「いかにも! まだ取りもせぬ天下の
皮算用などは止めにしよう。それよりは、確とここにあるもので、おぬしという一個の男....